起業茶屋®・議事録に残したい飲み会 の開催案内 ≫

【阿見町】全員協議会レポート(2026年9月29日)——議題一覧と各解説

 

どうもこんにちは!
阿見町議会議員の 筧田かけひだ 聡さとし です。

全員協議会に出席した阿見町議会議員・筧田聡が、執行部の説明と議員の質疑を住民向けにまとめました。

9月29日、阿見町議会の全員協議会が開かれました。全員協議会(全協)は、町が重要な案件を議員全員に説明し、議員が質疑や意見交換を行う場です。議決はしません。議案として本会議に出てくる前の段階で、何が動いているかが分かります。

この日の議題は3件と、その他の報告が2件。順にご紹介します。

 

① ごみ処理広域化について(廃棄物対策課)

阿見町のごみを近隣の市町と一緒に処理する、新しい施設づくりが一歩進みました。

7月3日、龍ケ崎市・牛久市・稲敷市・美浦村・阿見町・河内町・利根町の7市町村長が基本合意書を結びました。このうち龍ケ崎市・牛久市・河内町・利根町・阿見町の2市3町が先に進み、2037年度(令和19年度)の稼働を目標に新しい施設を整備します。稲敷市と美浦村は、いまの施設を使い終えてから合流する計画です。

当日は、調査を担う日本環境衛生センターから報告書の説明がありました。

  • 焼却施設の規模は1日239トン(2市3町のごみ218トンに、災害ごみの余裕分を足したもの)
  • 施設整備費は232.7億円(国の交付金と、近年の物価高騰はまだ反映していない試算)
  • 建設場所の候補は、いまある3つの施設(龍ケ崎地方塵芥処理組合・牛久市・阿見町)の敷地。どこに建てるかはこれからで、報告書は2026年度中の決定が望ましいとしています

既存の施設を先に取り壊して建てる場合は、解体に3年、建設に4〜5年かかり、最大8年ほど、ごみ処理をほかの施設に頼ることになる場合があるとの説明もありました。阿見町はこの場合に当たる、との回答でした。

もう一つ、暮らしに直結する点があります。報告書は、施設の規模すべてに国の交付金を使うには、施設が動き出すまでに2市3町のすべてが家庭ごみを有料化する必要があると整理しています。有料化しないと交付金の対象に上限がかかり、自治体が自前で負担する額が、事業全体で約13億円増えるという試算です。2市3町のうち、阿見町・龍ケ崎市・牛久市は現在、家庭ごみを有料化していません。

 

② 第3期政策実現プランの公表について(政策企画課)

町長の3期目(2026〜2029年度)の公約を55の政策(重点8・基本47)に分け、進み具合を示す冊子です。年2回(上期・下期)更新し、広報あみ・町ホームページ・役場や公民館に置く冊子で公表されます。

9月末の時点で、達成済みは5項目、全体の達成・進捗率は31.7%です。達成済みは、犯罪被害者等支援条例、職員向けカスハラ対策指針、給食費の無償化、男性の育児講座、二所ノ関部屋との連携協定の5つ。

重点政策には、①のごみ処理広域化のほか、1人1日あたりのごみ焼却量を918グラム(令和6年度)から、2028年度に747グラム(県平均)以下へ減らす目標が入っています。

 

③ 道路愛称の命名について(道路課)

町の主要な幹線道路5路線に愛称がつきました。2024年11月から今年3月まで公募し、応募は154件。7月の選定委員会(副町長が委員長。行政区長や議会の代表も参加)で審議し、町長が命名しています。

愛称は10月上旬に町ホームページで公表され、12月の広報あみにも載ります。標識は2027年4月以降、道路の起点・終点や交差点などに順次設置されます。

 

④ その他|台風第25号による被害状況(防災危機管理課)

人的被害はありませんでした。住宅や道路などの被害は次のとおりです。

  • 床下浸水 4件
  • 崖・法面崩れ 11件
  • 道路冠水 44件
  • 倒木 1件、護岸の洗掘 2件、その他 2件

農作物の被害は合わせて26.0ヘクタール(そば17.5、水田3.5、人参3.0、白菜2.0)でした。

 

⑤ その他|阿見東部工業団地内の歩道陥没(上下水道課)

9月22日、東部工業団地内を通る県道竜ケ崎・阿見線の歩道が、幅2.8メートル・長さ3.4メートル・深さ2.1メートルほど陥没しました。地下4メートルほどのところに、直径60センチの下水道管が通っています。

町は当日のうちに、下水が流れていないことを確認し、たまった汚水をポンプでくみ上げて仮設ホースで迂回させる緊急工事を行いました。翌23日には仮設の管を埋めて、交通規制を解除しています。

今後は、崩れを防ぐ工事、上流の汚水を止めて迂回させる工事、掘って原因を調べる工事、補修と歩道の復旧、の順で進みます。現場は24時間、警備員が見張っています。費用はいまの予算の範囲で対応する予定で、必要なら補正予算を組むとのことです。

おまけ|「918グラム」と「13億円」は同じものさし

②の「918グラムを747グラムへ」と、①の「有料化しないと約13億円」。別々の話に見えますが、どちらも1人1日あたりのごみ焼却量という同じものさしで測られています。国の交付金の上限は、この量で決まる仕組みだからです。

918グラムと747グラムの差は171グラム。卵3個分ほどです。1年に直すと、1人あたり62キロほどになります。

ごみを減らす話は、分別のお願いだけでなく、新しい施設のお金の話にもつながっています。

全員協議会そのものの説明と、これまでのレポート一覧は、こちらにまとめています。

→ 全員協議会(全協)とは——議会で何が話されているのか

全協で説明された案件について「もっと詳しく知りたい」「ここが心配だ」ということがあれば、気軽に声をお寄せください。次の全協や定例会で質問する材料になります。

ご意見・激励等ございましたら、気兼ねなくおっしゃってください!

ご覧いただきありがとうございました。
阿見町の筧田がお送りしました。

 

参考資料

 

このページを家族・友達に共有しませんか?

コメントを残す

CAPTCHA