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一方的な意地悪への対応方法。

どうもこんにちは! 阿見町の 筧田 聡 かけひだ さとしです。

意地悪をされたことはありませんか? 僕はあります。意地悪は、職場、学校、近所・地域など、様々な場所で起こりえます。今回は意地悪の中でも特に、一方的に行われる意地悪に対して、なぜ起こるのか、どう処理すれば良いのか、考えていきます!(同じ土俵に立たないという意味で、対応ではなく処理と捉えることが大切だと考えます。)

 

一方的な意地悪が起こるメカニズム

まず初めに、一方的な復讐的意地悪をするようになる問題ときっかけを考えてみましょう。

※きっかけ(要因)は様々で、複雑に絡み合って発生します。しかし、その原因や問題は一方的な意地悪をする側にあるということは変えられないと思います。

1. 加害者側が抱える問題とは?

いずれも自己優先で他者尊重がないことが最大の問題。「相手を尊重しない人」と「攻撃したい気持ち」が揃うことで一方的な意地悪は行われます。

自分自身の利益や立場のみを優先し、他人の気持ちや立場を理解しようとしないことで、自分の意地悪な行動を自分の中で正当化することに歯止めが効きません。まずこの2点が生み出される背景に迫っていきたいと思います。

①「相手を尊重しない人」を生み出す環境とは?

書き出す中で、私の意見も添えたいと思ったので()で記載します。

ⅰ. 競争する社会

他者を蹴落としてでも勝とうとする人がいる。(共創社会を目指しましょう)

ⅱ. 個人の自由・権利が重視される個人主義社会

戦後、家族や地域のつながりや他者への思いやり・責任感を無視しても生きられてしまう世の中になったのではないだろうか。(つながりを大切にしましょう)

ⅲ. ネット社会

ネット上では、これまで誹謗中傷・嫌がらせに対する取り締まりが弱かったことから、他者を攻撃する癖が付いた人がいる。ネットと現実の区別が付かず加害者になる事例が発生している。(引き続き取り締まりを強化しましょう)

ⅳ. 教育

物理的な痛みや苦しみを感じさせない教育が行われ、痛みや苦しみを理解できず、結果として他者への思いやりや共感性が低くなってしまう場合がある。(他者の気持ちに向き合う教材に取り組んでもらいましょう)

②「攻撃したい気持ち」が生まれる理由

「攻撃したい気持ち」は、誰もが経験したことのある自然な感情だと思う。 しかし、この感情を制御できず他人を傷つけてしまう行動をとってしまうのは問題です。まずは「攻撃したい気持ち」になる理由(仕組み)を理解することが大切だと考えます。以下、攻撃したくなる理由をまとめました。

ⅰ. 扁桃体の活性化

恐怖・怒りを感じると情動に関わる扁桃体が活性化し、攻撃性が高まるとされている。またストレスを強く感じると理性・判断に関わる前頭前皮質の機能が低下し、逆に扁桃体が活性化する。

ⅱ. 劣等感や嫉妬心、トラウマがある

自分の欠点・弱み(劣等感やコンプレックス)を隠し、トラウマを埋めるため、優位性・優越感を感じたい
※過去に虐待やいじめなどの辛い体験による場合もある

ⅲ. ストレスへの反動

「思い通りにならない状況」が続くことで「将来への不安」や「現状への恐怖」が生まれ、ストレスとして溜まり、その捌け口や防衛反応として、相手を支配・コントロールすることで安心感を得ようとする。

ⅳ. 事実誤認、認知バイアスがある

・実際の出来事を正しく理解せず、物事の捉え方が歪んでいる。例えば、一方的に相手に期待していたが相手が応えてくれなかったため、それを損失を与えられた・裏切られたと捉え、攻撃によって穴埋めをしようとする(例:ストーカー)

v. 精神疾患がある

統合失調症・双極性障害の影響で、特定他者に対して、一方的に敵認定したり、攻撃的な言動をとったりしてしまう

ⅵ. 衝動性が高い状態例

・睡眠不足による脳機能の低下
・アルコール・薬物の摂取による判断力低下
・空腹による血糖値低下

自分が攻撃する側になってしまいそうなときの対処方法

・深呼吸する:心身を落ち着かせ、衝動的な行動を抑える
・運動する:ストレスを解消し、気分転換する

 

2. 被害者側に「きっかけ」がある場合

⚠ あくまできっかけです、問題は一方的に意地悪する側にあります。
⚠ 理由もなく、たまたま被害者となる場合もある。

・相手に対する失礼な言動・態度 → 敵認定
・別の人とのトラブル → 代理行動
・目立つ存在(容姿・才能)→ 妬み・嫉妬の対象
・弱みがある → 少コスト大メリット → 標的

 

一方的な意地悪に有効な4つの処理方法

まずはこの3つを実現することが今後の被害を防ぎます。

・事態を悪化させない
・相手の行動をエスカレートさせない
・相手に更なる意地悪を思い止まらせる

それを踏まえた上で👇

1. 相手を無視する

相手の言動に反応せず、無視することで、相手が興味を失うことも。

アインシュタインの言葉
「弱い人は復讐し、強い人は許し、賢い人は無視する」

もちろん状況にもよりますが、まずは無視してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

2. 毅然とした態度で相手に対峙する

相手に対して恐怖や屈服した態度を見せることは避けましょう。冷静かつ毅然とした態度で対峙することが重要です。

また相手の主張が事実でない場合は、毅然とした態度で内容を否定しましょう。証拠があれば提示することも有効です。

相手の言動を「記録・録音・録画」しておくことで、後に法的な手段に訴えるための重要な証拠になるかもしれません。

3. 関係者や周囲の人、専門家へ相談する

いずれの場合も一人で抱え込まず、早めに周囲に相談することが大切です。問題を周囲に知られたくない場合、相談のしづらさを感じるかもしれません。しかし、冷静に問題を処理するために、まずは安心を確保しましょう。

※ 注意点として、相談相手によって、解決までの時間が異なります。

また同様の経験や専門的な知識を持つ人から適切なアドバイスや支援を受けることが効果的な解決につながります。

① まずは友人や家族に相談する

最初は信頼できる友人や家族に相談し、助言や協力を得ることが推奨されます。

② 発生場所による相談相手

⚠ DVやストーカー被害の場合には、直ちに行政機関や支援団体に相談しましょう。

職場で発生した場合は、上司や同僚、人事部や相談窓口、労働基準監督署に相談しましょう。

学校で発生した場合は、先生、スクールカウンセラー、いじめ防止委員会に相談しましょう。

近所や地域で発生した場合は、町内会、自治体、警察、弁護士に相談しましょう。

4. 環境を変える

上記を参考に処理しようとしても改善が見られない場合、「近所問題であれば引っ越す、学校問題であれば転校する、職場問題であれば転職する」も視野に入れて検討してみましょう。(ただし、証拠があるのであれば、いじめた側を隔離したり移動させたりすることを選択すべきことだと考えます。 )

相手から離れることで、それ以上の被害を回避することができ、新しい環境で、新たな生活を始めることができます。もちろん環境を変えるには、時間と労力が必要ですし、新しい環境に慣れるまで、時間がかかる場合が多いかと思いますが (汗)

 

最後に……

あとがき

当ページを書き始めた当初は、『一方的で不当な復讐的意地悪』というキーワード設定でした…… しかし、長くて漢字っぽくて煩かったので却下しました(笑) しかしこの記事を書くきっかけはこれ👆でした。

締め

いずれにせよ一方的な意地悪は、決して許されるべきではありません。問題解決に向けて、今回のページが適切な処理方法を考える参考になれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました!